静岡県富士市 NKさんの看護師5年目転職 体験談
転職する以前に働いていたのは私の市と、となりの市に一つづつ病院を持ち、駅前に同じく一つづつの外来診療所を持つ公益社団法人でした。
私はそこで精神科の看護師として長期入院患者さんの病棟の担当をしておりました。
給料は入社5年目にヒラから主任に昇格して基本給が20万円ほどでした。
仕事自体はそんなに忙しいということもなく、ただ患者さんのお話をきいたり、食事の案内をしたり、時間になったらお薬を飲んでいただいたりと、ごく普通でした。
そして日誌をパソコンに、担当の患者さん3人ぐらいについて、その日どういった行動をしていたか、言動はどうだったか、その他気づいたことなどを入力して終わりです。
緊急の入院があったりすると、帰りは少し遅くなり、普段は17時30分ぐらいに帰るのですが、19時ぐらいになってしまい、ダンナに子供たちのお迎えを頼むということになってしまっていました。
ダンナが昇進して昇給し、それほど私もがつがつと稼ぐ必要もなくなったので、精神科の看護師を辞めたい、転職したいと思いました。
いろいろと転職先を探し転職サイトにも登録しましたが結局、看護学校時代の同級生の紹介で自宅から徒歩で10分ぐらいの内科の診療所に転職しました。
今まで精神科で働いていたので、具合の悪い患者さんを見ると、私自身が私自身の精神の安定を維持できなくなりそうになることもありました。しかし、内科の場合は、基本的には「こころ」ではなく「身体」の病気なので、やるべきことがハッキリしています。
精神科の患者さんに対しては、常に自分自身が正気でしっかりしていなくちゃいけなかったのですが、まずこのプレッシャーから解放されることができました。これが一番大きいですね。
そのこと、つまりは自分自身が精神的にきつくなるということを、精神科で働いていたときは、気づきもしませんでした。初めての職場でしたので。なので自分自身の心の健康のためにも転職してよかったと思っています。