富山県 富山市 KNさんの看護師2年目で転職 体験談

看護師資格は全日制の学校もあれば、定時制の学校もある。

私は定時制の看護学校に行き、看護助手として働きながら看護師の資格取得を目指し、看護師免許を取得後も、そのままその職場で2年間勤めていた。

その職場は開放30床、閉鎖病棟30床が併設している精神病院。
勤務場所は閉鎖病棟で、入院患者は10年も20年も入院している慢性期患者がほとんど。

また急性期の精神疾患の入院はほぼなく、慢性期でしかも高齢者の患者の療養の世話がメインの仕事である。

精神病院なので妄想幻聴に支配され、精神状態が不安定な患者から食器を投げつけられる事や大声で暴言を言われるなどの精神科特有の経験や、精神疾患患者との距離の取り方、向精神薬のことなど学ぶことはできる。

ただ身体合併症として、高血圧、糖尿病、脳梗塞の既往などを患ってはいるものの、急変することは少なく、急変に立ち会うことは少ない。
さらに家族と疎遠な方も患者も多く、延命処置を行うこともないに等しい。

正直、看護師免許を取得したのにこのまま、臨床の知や看護師としての技術やアセスメント力を高められないと感じたのが、精神科の看護師を辞めたいと思ったきっかけである。

現在は転職して公的病院に勤めている。総合病院であり、呼吸器や循環器など内科系や消化器外科やICUなど、多岐に渡って学べると思い転職した。
求人はホームページで募集を確認して、電話して申し込みの手順を確認して応募した。

仕事内容は急性期の入院があり、定時に帰ることは少ない。ただ看護師配置が多いため他スタッフと協力し合いながら業務できるのは、何かと心強く楽しい。

公的病院なので、組合活動も活発で、ワークライフバランスの一貫として、リフレッシュ休暇や誕生日休暇など年休取得に積極的なことや、そもそも土日が休みとして、勤務が組まれるので、休みの数も増えた。

毎日必死ではあるがやりがいもあり、勤務環境も良く転職してよかったと感じている。